菊田綾子

子供に関わる時間もしっかり!
育児と仕事を両立出来るのが嬉しい。

石巻本社 マーケティング部 ブランドデザイン課 課長
菊田 綾子 Kikuta Ayako

幼いころから洋服が好きで、大学でテキスタイルデザインを専攻したので、人が身に着けるものを考える仕事がしたいと思っていました。

就職先を探す中でそれまで馴染みのない、洋服ではなく機能服であるウェットスーツを作る会社が同じ宮城県にあることを知り、入社したいと思うようになりました。面接時工場の中を案内してもらいましたが、その時に見た素材の色の鮮やかさに目を奪われたのを憶えています。入社時には企画室という部門に配属され、どのようなウェットスーツをつくるかを検討していく過程に携われることになりました。

次の年に販売するウェットスーツを考案するのがその部署の大きな仕事でしたが、まずはどのようにしてスーツができているかを知るため生産現場で研修をしました。また、スーツを構成している素材の物性試験や、どれくらいの生地が必要かを算出する要尺計算の業務、いくらで作れるかを算出する原価計算の業務も担当しました。

そこで得た基礎知識はデザインを担当するようになった今もとても役立っていると実感しています。デザインは第一印象を決める重要な役目があるので責任の大きな仕事です。一方で、自分の頭の中で考えていたことがどんどん形になって、カタログに載り、実際に使ってもらって評判を得られる、大変やりがいのある仕事です。

現在は育児をしながら仕事をしていますが、その両立のために会社の制度をフル活用しています。モビーディックには、女性社員も多いので女性にとってうれしい制度が整っています。私はそれの、産前産後休暇、育児休暇をとり、復職した現在は、子供が就学前であれば適用される育児短時間勤務の制度を利用して働いています。

限られた時間の中で仕事をする際に気を付けていることは、依頼がきた仕事はまずその時に内容を確認し頭に入れること、期日を確認すること、自分が退社後も仕事がスムーズに動くよう部署を超えてより具体的に根回しをしておくこと、感謝すること、定刻になったらキッパリ帰ること、です。

これらを行うことで、短時間でも効率のいい仕事ができるようになり、子供に係わる時間も十分にとれ、精神面でもバランスのとれた生活ができるような気がします。仕事と育児はどちらも今の自分にとっては大切なもの、育児を通した経験や知識が仕事に役立つこともあるのでこれからも制度を活用しながら働いていきたいです。

創業当初から新たなことを「創造」してきた当社は、従業員が持っている好奇心をおもしろいと受け止めてくれる会社であり、従業員の成長を手助けしてくれる会社でもあります。勤続年数はベテランになっても柔軟な発想と好奇心を忘れず成長していきたいと思っています。